
最終更新日:2020年2月2日
2020年1月17日。
常磐線がついに、2020年3月14日に全線開通となるというニュースが流れました。
東日本大震災の影響により、長期に渡り運転を見合わせている状態が続いていましたが、
復旧作業を行っていただいていた数々の方のおかげでついに開通となることになりました。
目次
常磐線はこのように復旧と開業を進めてきました
2011年12月21日・・・・・・原ノ町 ~ 相馬 復旧
2013年03月16日・・・・・・亘理 ~ 浜吉田 復旧
2014年06月01日・・・・・・広野 ~ 竜田 復旧
2016年07月12日・・・・・・原ノ町 ~ 小高 復旧
2016年12月10日・・・・・・浜吉田 ~ 相馬 復旧
2017年04月01日・・・・・・小高 ~ 浪江 復旧
2017年10月21日・・・・・・竜田 ~ 富岡 復旧
2019年04月20日・・・・・・Jヴィレッジ駅が開業(2020年3月14日に常設化)
2011年3月11日に東日本大震災が発生してからおよそ9年ぶりの全線開通となる常磐線。
津波への対策と、原発の除染作業との兼ね合いもあり、
復旧には長期の時間がかかる形となりました。
2020年春の青春18きっぷ期間への影響は?
2020年春の青春18きっぷの期間は以下の通りとなる予定です。
■青春18きっぷ 2020年の春の発売期間/利用期間について
発売期間:2020年(令和2年)2月20日 ~ 2020年(令和2年)3月31日
利用期間:2020年(令和2年)3月1日 ~ 2020年(令和2年)4月10日
ねだん:12,050円(消費税10%込)
そのため、常磐線全線が開通する前と後の期間は以下の通りになります。
◆常磐線全線開通前の青春18きっぷ利用期間
2020年3月1日(日)~2020年3月13日(金)
◆常磐線全線開通後の青春18きっぷ利用期間
2020年3月14日(土)~2020年4月10日(金)
常磐線全線開通前の青春18きっぷ利用期間はどうなるのか
これまで不通となっていた区間となる竜田~富岡の間では、
青春18きっぷを利用した場合、代行バスを利用する形となります。
JRの代行バスは、青春18きっぷで乗車可能です。
代行バスの時刻表については、以下の通りとなります。
・常磐線代行バス(下り)
・常磐線代行バス(上り)
代行バスについて私自身は乗車経験はありますが、
道路状況によっては代行バスが遅れる可能性があります。
列車と列車代行バスの接続は行っていないので、注意が必要です。
とはいいつつも、ある程度余裕を持った接続ダイヤにはなっているので、
大きく遅れることはないとは思われます。
代行バスに乗車中の途中の風景では一部ショッキングな風景があったりもしました。
まだまだ長い時間がかかるものだと実感しました。
常磐線全線開通後の青春18きっぷ利用期間はどうなるのか
2020年3月14日以降は、代行バスの運行は終了となり、
富岡駅~浪江駅の間では普通列車が11往復運転となります。
詳細な時刻については、
2020年2月25日(火)発売予定のJR時刻表3月号でわかるものと考えられます。
富岡駅~浪江駅の開通についての詳細は、
以下のJR東日本からのリリースにも掲載されています。
また、青春18きっぷで乗車をすることはできませんが、
2020年3月14日以降は、特急ひたちが復旧となります。
品川~仙台まで、一日3往復が運転となります。
青春18きっぷで利用することはできないものの、
この特急ひたちは「お先にトクだ値スペシャル」を利用すると、
なんと通常料金の50%で利用することが可能です。
青春18きっぷ1回分よりはさすがに高くはなり、4,640円とはなりますが、
仙台までの安い移動手段としては優秀になります。
青春18きっぷを使わない場合の東京から仙台までのワープ手段として、
検討してみてはいかがでしょうか。