18きっぷで東京から稚内に行くと何時間かかるのか

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

青春18きっぷを使うと、5日間で12050円で日本全国のJR全線が乗り放題となるわけですが、
なにぶん18きっぷで使えるのは基本的には普通列車と快速列車のみ。
1日で行ける距離としては結構限られています。

世の中の旅する18きっぷを使う方々であれば一度は調べてみようと思うことではありますし、
すでにどなたかが公開しているものとは考えられますが、
当ブログでも改めてご紹介させていただきます。

ただ、残念ながら東京から稚内まで効率的に安く行く手段は、
おそらく青春18きっぷではないと考えられます。
青春18きっぷ以外に、宿泊費がかかってしまうのがネックとなるからです。
おそらく、LCCで羽田から→新千歳空港まで向かい、
新千歳から稚内まで移動すれば最安だとは思われます。
その辺りはまた別の記事でまとめさせていただきますが、
まずは東京から稚内までの移動について取り上げてみます。

なお、今回は2019年冬季の青春18きっぷ旅を想定し、
利用開始日である2019年12月10日(火)を出発することを想定とさせていただきます。

東京から青森まで向かう、1日目

青春18きっぷで東京駅から1日で行ける範囲として、最も北であると考えられるのは青森駅です。
時刻表の都合によっては、青森までたどり着くことが出来ない時期もありましたが、
2019年の冬は一日で東京から青森まで行くことが可能です。

しかしながら、以下で示す行程をご覧いただければわかります通り、相当タイトな乗り換えとなります。
朝の4時44分に東京駅を出発し、夜の22時13分に青森駅に到着ですので、17時間以上の旅となります。

現実的に、朝の4時44分に東京駅に行けるのかはどうかはさておいて、
あくまでもモデルコースとして紹介させていただきます。

また、冬の18きっぷ旅は、特に東北と北海道の場合には、風や雪との戦いの連続です。
遅延を全くしないで時刻通りに走るということが珍しいと思っておいた方が良いかも知れません。

■東京
|  京浜東北線(大宮行)
|  04:44-04:52

◇上野
|  高崎線(高崎行)
|  05:13-06:55
|   ↓
◇高崎
|  上越線(水上行)
|  07:12-08:17
|   ↓
◇水上
|  上越線(長岡行) ↓
|  08:28-10:18
|   ↓
◇長岡
|  信越本線快速(新潟行)
|  10:29-11:29
|   ↓
◇新潟
|  白新線(村上行)
|  11:41-12:20
|   ↓
◇新発田 ≪直通≫
|  羽越本線(村上行)
|  12:22-12:57
|   ↓
◇村上(新潟)
|  羽越本線(酒田行) ↓
|  13:47-16:17
|   ↓
◇酒田
|  羽越本線(秋田行) ↓
|  16:30-18:19
|   ↓
◇秋田
|  奥羽本線快速(青森行)
|  19:20-22:13
|   ↓
■青森

早朝から深夜までの長い行程とはなりますが、1日目は以上の日程となります。
青森駅の到着は22時過ぎとなりますので、次の日に備えてもう寝るぐらいしかありません。
駅の周辺は居酒屋はそれなりにありますが、個人店は閉店がそこそこ速いですし、
チェーン店もそこまで遅くはやっていません。翌日の日程もなかなかタイトとなりますので、
予めホテルを予約して早めに休むことをおすすめします。


オプション券で北海道新幹線に乗車する、2日目

前日の青森駅の到着が夜10時過ぎでしたが、翌朝の出発は午前6時。
丸一日の旅の後に設けられるインターバルが8時間だけですので、なかなか厳しいものがあります(笑)
特に、今回のように冬の旅になると、朝起きるのはなかなかつらいものですが、
これこそが青春18きっぷ旅の醍醐味です。

また、本州から北海道に渡るためには、青春18きっぷのみで行くことは出来ません。
「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」の購入が必要となります。
青春18きっぷ発売シーズンと合わせて発売がされ、価格は2490円です。
この切符を購入することで、奥津軽いまべつ駅~木古内駅の間のみ、
北海道新幹線に片道乗車することができて、更に道南いさりび鉄道の、
木古内駅~五稜郭駅も乗車が可能です。

要するに、この「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」と「青春18きっぷ」があれば、
本州から北海道に渡ることが可能です。行程としては以下の通りとなります。

■青森
|  津軽線(蟹田行)
|  06:15-06:58
|  990円
◇蟹田
|  津軽線(三厩行) ↓
|  07:07-07:31
|   ↓
◇津軽二股
|  徒歩
|  (07:31)-(07:41)

◇奥津軽いまべつ
|  はやて93号(新函館北斗行)
|  08:12-08:45
|  1,680円)
◇木古内
|  道南いさりび鉄道(函館行)
|  11:16-12:11
|  980円
◇五稜郭
|  函館本線(砂原経由長万部行)
|  14:25-17:52
|  5,940円
◇長万部
|  函館本線(小樽行) ↓
|  20:00-22:50
|   ↓
◇小樽
|  函館本線(岩見沢行) ↓
|  23:10-23:54
|   ↓
■札幌

朝6時に青森を出発で、札幌に到着するのはなんと夜12時前。
1日目よりも長い18時間もの旅となります。
とはいえ、乗り換えの待ち時間は6時間をゆうに超えますので、
そこで途中下車を楽しむのがよいでしょう。

しかし、本州から北海道に渡った後の行程はなかなか大変です。
木古内駅で2時間23分の待ち時間、
五稜郭で2時間13分の待ち時間、
長万部で2時間7分の待ち時間が発生します。
2時間以上の待ち時間が出来てしまうと、ちょっとした観光が出来てしまいますので、
周辺のおすすめ観光スポットを紹介します。

■木古内駅
・道の駅 みそぎの郷きこない
https://kikonai.jp/

木古内は、北海道新幹線が通るまではそこまで目立つという駅ではありませんでした。
特急列車は止まっていたものの、時間を潰すのには若干困りがちでした。
しかし、北海道新幹線開業後にこの道の駅が出来て、
時間つぶしが出来るようになりました。
木古内といえば、毎年1月に極寒の海に入水する伝統行事、「寒中みそぎ」がありますが、
その行事についても色々と見ることが出来ますし、北海道の美味しい食を楽しむこともできます。
北海道というと、函館や札幌、小樽といった大きな街の食事が注目されがちですが、
木古内のようにやや小さな町であってもとても美味しいものがありますので、ぜひおすすめです。

■五稜郭駅
・五稜郭タワー もしくは ラッキーピエロ昭和店

五稜郭駅は、文字通り五稜郭にある程度近くにはありますが、徒歩で気軽に行ける場所ではありません。
徒歩で30分ほどかかります。それでも一度は行ってみるべき場所の1つではあります。
2時間の乗り換え待ちの間で行くとしたら、結構厳しいところにはなりますが、
タクシーを使えば時間を結構めいいっぱい使えます。
そこまで五稜郭タワーに興味がない、という方は、ラッキーピエロ昭和店があります。
今回の旅程の場合には函館駅での待ち時間はありませんので、
ここで函館欲を満たして置くのもよいでしょう。

■長万部駅
・長万部温泉
http://www.osyamanbe-kankou.jp/onsenkumiai/syousai/onsenhotel.html

数年前にゆるキャラの『おまんべくん』が炎上をしたことでも話題になった長万部ですが、
駅の周辺の観光スポットはちょっと少なめです。
名物としてはカニにはなりますが、時間つぶしとして良さそうな場所としては長万部温泉です。
北海道には数多くの温泉地があり、知名度としてはそこまで高くはありませんが、
この長万部温泉は塩分高めでちょっと熱めのお湯ですが、肌がすべすべになります。
味のある外観と内装、そして古びた昭和レトロな雰囲気が素敵な温泉です。
乗り換えでの利用となると日帰り温泉にはなりますが、旅館ですので宿泊も可能です。



札幌から稚内だけでも約14時間かかる3日目

さて、東京から札幌にたどり着くだけでまる2日かかってしまっていますが、
最終日がこちらの日程となります。

■札幌 8番線発
|  函館本線(旭川行)
|  06:00-08:54
|  7,920円
◇旭川
|  宗谷本線快速なよろ1号(名寄行)
|  11:30-12:52
|   ↓
◇名寄
|  宗谷本線(稚内行) ↓
|  14:55-19:51
|   ↓
■稚内

旭川での2時間36分待ち、名寄での2時間半待ちがなかなか重たいです。
函館本線と宗谷本線をひたすら進むだけではあるのですが、
北海道のスケールの大きさに驚かされます。
また、この記事の最初で取り上げさせていただきましたが、
冬の青春18きっぷ旅はとにかく風や雪で遅れがちですが、
この道央から道北にかけての経路については、シカやイノシシといった動物との衝突も良くあります。
私自身、宗谷本線で何度も冬の18きっぷ旅で遅延と遭遇しました。
ですので、のんびりと楽しむことが大切だと思われます。

東京~稚内を18きっぷで移動すると丸3日かかる

というわけで、ただ移動するだけにも関わらず、まるまる3日かけなければ、
青春18きっぷを使用して東京から稚内まで行くことは出来ませんでした。
所要時間としては62時間50分、乗車時間としては32時間59分となります。
この予定通りに移動できるとは限りませんので、あくまでも時刻表上での予定となりますが、
もしもこの通りに移動することが出来たら非常に高い達成感を得ることができるでしょう。

青春18きっぷでいえば、3回分、これに加えて「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」が
必要となりますので、片道で以下の料金は最低でもかかります。

青春18きっぷ1回分:2,410円×3
青春18きっぷ北海道新幹線オプション券:2,490円

合計:9,720円

果たしてこれがお得なのかどうかは人によるところですが、
ガッツリと乗り鉄旅を楽しめる旅となることでしょう。



  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*