東京から鳥取砂丘に土日で1万2千円で行くモデルコース

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最終更新日:2019年11月20日

青春18きっぷを土日しか使えないという人も多いのではと思われます。
やはり、時間の取れない社会人であったり、学生さんであったりすると、
なかなか厳しい部分があるかも知れません。

そこで、ちょっと無茶をしながらではありますが、
ムーンライトながらを使用したプランを作ってみました。
交通費・宿泊費合わせて1万円ほど。
(食費・おみやげ代などは各自ご自由に……)

鳥取砂丘を東京から目指すのは面白い

鳥取県のイメージは、ほとんど鳥取砂丘に締められているといっても過言ではありません。
とはいえ、実際に行ったことのある人はあまりいないのではないでしょうか。
テレビやネットで写真を見たことは何度もあるけれど、行ったことがない
他にもっと観光地は色々あるのではないか?
そう思う方も多く居らっしゃることでしょう。ごもっともです。

ただ、東京に住んでいると、名前は知っていながらも行ったことはない、
という方は多いのではないでしょうか?

関東であれば、関西は京都や大阪、奈良は修学旅行で行きますが、
それ以外の地域には中々足が伸びにくい。

青春18きっぷで全国各地をめぐるような旅人であっても、
意外と行かない(……と勝手に思ってます)

そんなわけで、
ちょっと鳥取まで砂丘を観に行ってみようではありませんか。

ムーンライトながらの指定席券と青春18きっぷ3回分+東京~小田原の切符を準備

東京から鳥取まではどのような流れで行けるのか?
早速、モデルコースを下記に書いてみたのでご覧ください。

【1日目】

・東京発・大垣行のムーンライトながらに乗車。

仕事・学校・バイト終わりであれば、この時間で何とかたどり着けるでしょう。
夕飯を食べる時間もあるはずです。

東京から乗車しなくとも、品川、横浜にも停車しますので、

そこからの乗車でも当然問題なしです。

それ以降は小田原・沼津・静岡・浜松・名古屋・岐阜・大垣の順の停車。
寝ていればあっという間に到着します。

注意点としては、ここでは青春18きっぷは押さずに
日付が変わる小田原までのきっぷを購入することです。
青春18きっぷ1回分よりも値段が安く済むので、小田原までは普通の乗車券で向かい、
2日目から青春18きっぷを使用します。
ムーンライトながらに乗車して車内改札が回ってきたら、
翌日(2日目)から青春18きっぷを使う旨を告げましょう。

(車内は減灯しないのでアイマスクや耳栓などがあるとぐっすり眠れます。)

【2日目】

ムーンライトながらに乗って、一気に岐阜県の大垣まで向かってからは
東海道本線でどんどん西に進み、京都駅を目指しましょう。

大垣→米原→京都の順で乗り継いで行きます。
京都まであっという間に到着しますが、夜間の移動で身体が疲れているものと思われます。
乗り過ごしには要注意です。

京都にたどり着いてから、福知山線に乗車。
乗り換えに30分ほど余裕があります。

ここで朝食を買って食べておくのが良いでしょう。
時間がないので、車内で軽食か、京都駅内の喫茶店などになりそうですが。

京都→福知山→城崎温泉→鳥取

文字だけで見るとそこまで遠く感じませんが、ここまでで約5時間かかります。
関西まで来てしまえば、鳥取までは近いように思われがちですが、
意外と遠いものです。

こうしてなんとか鳥取に到着です。
鳥取に到着したら、まずホテルにチェックインして荷物を置いておくと良いでしょう。

鳥取駅周辺には安いホテルが多いので、
18きっぱーにとって優しい街であるといえます。
近頃ではゲストハウスやユースホステルもあるようなので、もっと安く浮かせることもできそうです。

さて、ホテルに荷物を置いて身軽になってからはいよいよ鳥取砂丘に向けて出発です。
鳥取砂丘に向かうには色々な手段がありますが、バスが良いでしょう。
バスは30分から1時間間隔で出ていて、20分ほどで到着です。
朝から出発して移動しぱなしにはなりますが、午後3時頃には鳥取砂丘に到着です。

鳥取砂丘の夕陽が見られるかもしれません。
思った以上にスケールの大きい鳥取砂丘。
移動をするだけでも結構足を取られて体力を奪われますので、
スニーカーなどの歩きやすい靴で移動した方がよいでしょう。

前日の23時に東京を出てから長時間かかることとなりますが、
それだけの時間をかけてこの夕陽を観る価値はあると思います。

さて、夕陽を見たらバスで再び鳥取駅周辺に戻りましょう。
ホテルでゆっくりするもよし、外に食事を取りに行くのもよしです。
鳥取駅周辺は飲食店が色々ありますが、

列車で1時間ほどの倉吉という駅まで行くと、
名物の「牛骨ラーメン」があります。
近頃では東京に出店もしているので、ご存知の方も多いかも知れませんが、
本場の味を楽しむのも良いでしょう。

あっさりとしていながらもかなりのコクのある独特のスープで、
初めて食べた時には衝撃を受けました。

他にも鳥取は海にも近いので海産物も美味しいですし、
有名所では「ちくわ」がおすすめです。
美味しいグルメはたくさんあるので、是非たっぷり堪能してみてください。

【3日目】

さて、金曜日から移動をしていよいよ3日目。
日曜日であり、次の日が会社や学校であることを考えると、
こんなところにいて大丈夫なのかと思ったりするかも知れません。
そんな気持ちも出てくるかも知れませんが、もう一度鳥取砂丘を見に行けばそんな気持ちも吹っ飛ぶでしょう。

鳥取砂丘には、リフトがあります。
まるで登山かスキーか行くかのような気分になりますが、
これがなかなかおもしろいのです。

さあ、観光もそこそこにして、
昼過ぎぐらいからは帰る時間を気にしなくてはなりません。
食事の時間を考えると、駅弁を買って列車に乗り込むのがよいでしょう。
鳥取駅で個人的におすすめな駅弁は……あご寿司。

鳥取といえば、「あご」。ちくわにされることが多いですが、
こうして、駅弁としてお寿司で売られてもいます。
さて、ムーンライトながらの上り列車は、大垣駅22時49分発。
ということは、それまでに間に合うようなスケジュールを組まなくてはなりません。

この旅2回目の青春18きっぷのハンコを押してもらい、いざ出発。

鳥取→城崎温泉→福知山→京都とまずはざっくりと京都まで移動。

ここまで来てしまえば、列車の本数も多くなるので安心です。
時刻は19時。ちょうどお腹も空く頃なので、京都駅内で何か食べましょう。

京都で休憩を挟んでから再び東へ向けて出発。

京都→米原→大垣

この辺りは、もうあっという間ですよね。
大垣発のムーンライトながらに乗車して
青春18きっぷのハンコの3回目を押してもらえば、
後は東京にたどり着くまでひたすら眠るだけです。
東京駅に早朝に到着します。

以上で旅程終了です。

東京駅には5時過ぎにつくので、東京近郊に住んでいれば、
1度家に帰ってから会社なり学校なりに行くことも可能です。
栄養ドリンクがなければ相当きついとは思われますが、1回やってみると意外と出来ます。

ちなみに私は毎回夜行列車で帰京してからそのまま出社してます。
旅先からそのまま出社するので何だか気分が良いものです(笑)

最後に金銭的な部分でのまとめ

青春18きっぷ3回分……7230円

ムーンライトながら指定席券……1100円

鳥取駅から鳥取砂丘までのバス代(片道)……360円×2

ホテル代(安いビジネスホテルに宿泊した場合)……3500円

交通費と宿泊代は、以上です。合計すると……

12550円。

この他に食費・おみやげ代などがかかりますね。

ちなみに、鳥取砂丘は入場無料ですので、ご安心を。

この12550円というのは、東京~京都までの片道新幹線料金よりも安く済みます。
ちょっとだけ時間と工夫をこらせばこんなにお得になる青春18きっぷの旅。
色々と工夫して、自分だけのプランをぜひ立ててみて下さい!

青春18きっぷ旅におすすめホテル

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